職人たちのオリンピック
~技能五輪国際大会~
技能五輪国際大会は、若い職人が国際的に技能を競うことで、各専門領域における職業訓練の振興と技能水準の向上などを目的として1950年にスペインで第1回大会が開催されました。以後、国内大会を勝ち抜いた各国選手がポリメカニクス、自動車板金など各分野でし烈な争いを繰り広げています。
2007年11月に日本(静岡)で行われた第39回大会は、62の国と地域から3,769人が参加し、史上最大の規模となりました。日本屈指の一流企業に所属する選手達が各分野で世界との熱戦を繰り広げる中、造園部門では小杉造園の選手二人が強豪のヨーロッパ勢をおさえ、金メダルを獲得しました。造園競技でのメダル獲得は、日本で始めての快挙です。
池上勇選手/長谷川佳江選手
造園職種として日本初参加となるこの大会は男女2人のペアで挑みました。
当日渡される英語の図面を翻訳することや欧州諸国に比べてまだ経験の浅い石積みに苦戦しましたが、得意分野といえる最終日の花壇・植栽で高得点を頂き、四位入賞を果たすことができました。
安斉賢三選手
2度目の挑戦となったお隣り、韓国での大会。
韓国らしさを取り入れたデザインや材料の独特な雰囲気のある課題に挑みました。
大会直前になってパートナーが変わるなどの波乱を乗り越えて、7位入賞となりました。
早乙女彰将選手/渡邉久美奈選手
入社2年目だった男女2人の選手が一年間自社研修所で合宿し猛特訓の末に挑んだ、小杉造園として3度目のチャレンジとなる大会は、日本での開催という大きなチャンスを頂きました。
静岡は渡邉選手の地元ということもあり、4日間の観客数は日ごとに増え、最終日は入場規制がかかるほどの超満員。
皆様のあたたかいご声援を受けて見事、金メダルに輝きました。
応援してくださった皆様、本当に有難うございました。