夏は来ぬ
先日のある晴れた日、近所を子供と散歩しながらつい口ずさんだのは
卯の花の匂う垣根に、時鳥(ほととぎす)早も来鳴きて~ ♪
で始まる唱歌「夏は来ぬ」。
歌詞にある卯の花、実際にどんな花かイメージできる人は少なくなってきたのではないのでしょうか。
卯の花とはウツギの花の事です。ウツギは卯月(新暦4月~6月頃)に白い花をつける花木です。
鈴なりの白い花が満開に咲く様子はまさに匂いたつような美しさ。
近頃都心ではあまり見かけなくなりましたが、昔は民家のお庭によく植えられていて、初夏の風物詩でした。
古い民家のお庭や昔からある公園では今でも植えられていますので、お散歩に出た際には気にして歩いてみると見つけられるかもしれません。