厳冬期のハクサンシャクナゲ
北八ヶ岳の稜線近く、厳冬期にはー20℃近くにもなり風もビュービュー吹きさらす、
こんな過酷な季節をじっと耐え初夏には可憐な花を咲かせるのは「ハクサンシャクナゲ」。本当にその忍耐強さには驚きです。
厳冬期のハクサンシャクナゲは写真のように夏に比べて細く筒状に丸まっています。これこそがハクサンシャクナゲの生き残り戦略。筒状になることで外気に触れる表面積を減らし、低温や強風、強い紫外線から身を守ろうとしているのだそうです。
枝の先っぽには既に花芽も着いていて、なにもこんな寒い時期から花の準備しなくても・・・と心配になってしまいます。
厳冬期のハクサンシャクナゲ 北横岳(長野県北八ヶ岳) 2025年1月撮影
夏のハクサンシャクナゲ 北横岳(長野県北八ヶ岳) 2013年7月撮影
とにかく植物達のしたたかさと四季折々の豊かな表情にはいつも感動させられますねえ。