マムシグサ
近頃、皆さんは休日どのような所にお出かけされてますでしょうか。
私は人混みを避ける為、自然公園などに行く機会が増えております。
先日、山の散策路の様な所を歩いていた所、奇妙な赤い実を付けた植物が目に入りました。
トウモロコシの様な、ブドウを逆さまにした様な実を付け一見食べられそうにも見えました。
しかし、後程調べたところ「マムシグサ」という植物で、毒性が高い事を知りました。
シュウ酸カルシウムという毒物が含まれていて、その汁に触れると炎症を起こし、誤って食すと喉まで激痛が走り、死に至る事もあるそうです。
また、「マムシグサ(蝮草)」の由来は、茎の表面の紫褐色の斑点がまだら模様になっていて、蝮の模様を連想させる事から呼ばれるようになったそうです。(今時期は茎は緑でした)
そんなマムシグサですが、根茎を干したものを生薬の天南星(てんなんしょう)というものが作られているそうです。
植物の生命力はもちろん、毒性を活用して薬を作る人間もまた凄いなと思います。
また、生存競争とは植物が毒を持つ理由など、改めて考えると色々と興味がわきます。
何気なく興味を持った事を調べる事は、大切だなぁと感じられる機会でした。