2024.08.01 溢れる多肉愛 龍膽寺雄の「シャボテン幻想」を読んでいます。 小説執筆の傍らで、サボテンへの偏愛を綴った随筆集です。 過酷な環境のなか日々進化を遂げるサボテンを、人間と対比して話していくのが面白いです。 「人間もシャボテンも、荒涼は性に合う」 今夏も猛暑で心身ともに滅入ってしまいますが、著者がいう「荒涼の美学」を思い、知恵を絞って生き延びたいところです。