ミノムシ冬眠中
まだまだ寒い日が続き、冬は長いなぁと感じている今日この頃です。
朝は布団から出たくない、まるでミノムシの様に布団にくるまったりしている方も多いのではないでしょうか。今回は、そのミノムシ本人(絶賛冬眠中)を目撃したので、少し生態を紹介したいと思います。
ミノムシは冬場は見つけやすく目立ちますが、それ以外の時期にもミノに入って生活をしています。
活動時期は、ミノから芋虫の様な顔を出して、むしゃむしゃと植物の葉を食べて、移動もしています。
また、ミノはミノミシが口から出した糸で、枝葉や枝をつなぎ合わせて作られていますが、その糸の強度は、クモの糸よりも強く、ナイロンの4倍!といった研究結果もあるそうです。
更に、ミノの内側は糸のフワフワした構造によって空気の層ができて、外気温の変化や冬の寒さから身を守っているのです。とても高機能かつ丈夫なのです。
またご存知の通り、ミノムシは成虫になると蛾になりますが、口が退化しており餌をとれない為、幼虫時代に蓄えた栄養を使い果たすと死んでしまうのです。寿命はおおよそ1年です。
オスとメスの成虫についても驚く程違いがありますが、長くなりますので興味のある方は是非調べてみて下さい。
これから春に向けて植物同様に、虫達も活発に行動をし始めます。
のけ者にされがちな存在ではありますが…、虫達の事を知る事で、生きる知恵に関心したり 、興味深い生態を知る事ができる機会であると感じました。