サルノコシカケ
先日、現場を巡回していると数年前に伐採したケヤキの切り株に
無数のサルノコシカケが生えているのを見つけました。
生きている樹木であれば、幹などにひとつやふたつ見かける事もありますが、
枯木に対しては、こんなに大量に発生する事もあるのかと驚きました。
枯木であれば、分解を進めている証なので問題は無いのですが、
生きている樹木に生えている場合は、木を腐らせてしまう恐れがあるので要注意です。
例え生えているのが小さいなキノコであっても、幹の中は菌糸が広がっているという状態なのです。
実際に今年4月、ある物件にてサルノコシカケ科のベッコウダケとカワラダケが生じたサクラを伐採しました。
伐採後の切り株を見ると、幹の外周部がわずかに生きていましたが、中心部は空洞化しておりました。
腐っている部分はスポンジの様に柔らかく、菌が蔓延していた事が分かります。
伐採のタイミングが遅ければ、倒木等の危険性があった事を考えると、早期に対処する事が大切だと実感しました。
キノコにも善悪含めて様々な種類がありますが、樹木に発生している事を発見した場合は、 植木屋に相談してみる事をお勧め致します。