新芽の季節


先週末は、春到来を思わせる暖かさでしたね。今週は、また寒さがぶり返すそうですが、三寒四温で本格的な春になっていくのでしょうね。明日からは、いよいよ弥生三月。

この時期は、工事現場が竣工しお客様に引き渡すため、検査を受ける日々です。そんな中、2月後半に植栽する植物には、チラホラ新芽の出ているものがあります。

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写真はアジサイですが、関東圏の農家から入荷したものにも新芽が見られるようになりました。これを目にすると、今年度もいよいよ終わるな~と実感します。

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海外からの研修


日本の造園技能を学びにヨーロッパから研修に来た方々の剪定実技風景です。

ヨーロッパは日本とは気候風土が違い、木がぐんぐんと生長する環境ではありません。そのため、剪定するという事をあまりしないそうです。日本のように剪定をすると「木が枯れてしまう」そうです。P2130007

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P2130014 講義を受けて実技を行ないました。時間はかかりながらも剪定終了。文化も自然環境も違う日本造園の「こだわり」を本国に戻ったら紹介して頂きたいと願ってます。

造園研修のご相談は小杉造園株式会社まで。

あなたの心が分からない…


似たようなセリフを言われた(言った)思い出がありますか?

私はないですが、今はそんな心境です。下の写真をご覧ください。

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クスノキなのですが、一般的に巨木となるクスノキは、その雄大な姿が楽しめるように公園や校庭などでよく見かけます。マンションでもシンボルツリーに時々用います。

これはあるビルのエントランスですが、カッコいいデザインで植栽桝のグリッドが描かれています。

で、どうしてクスノキなのでしょうか?日当たりが悪く、風が強いためひ弱なままのクスノキが幸いして何とかデザインが保たれているよな感じです。

私、デザインしたあなたの気持ちが分からない・・・

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冬のお仕事-竹垣づくり


Photo 大工さんではございませんよ。弊社の職人さんです。木に溝を彫っていますが、何を造るのかというと以下の写真のようになります。

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P1280055 室外機の目隠しに竹垣を造りました。その柱を造っていました。学校の学習しかり、お仕事も準備が必要なのです。

垣根というと太い竹を割って造った建仁寺垣がイメージされますが、こちらは細い竹を利用した御簾垣です。通常、垣根というと建仁寺垣の方が強固なため、多く採用されますが、後ろの室外機のファンから風が上手く抜けていくように今回は御簾垣を採用しました。P1280048

垣根によってデザインも色々ですが、用途が様々。お庭に造りたいなぁと思ったら造園屋さんにご相談を。

ちなみに冬の竹は、水分が抜けて夏の竹と比べて腐りが遅いため、竹垣造りは冬のお仕事です。最近は、人工の竹垣も増えていますが、青竹から黄色くくすんでいく風合いを楽しむ事が出来るのもまた自然竹の楽しみです。

竹垣のご相談は小杉造園株式会社まで。

熱海桜


三連休、いかがお過ごしでしたか。

私は熱海へ行ってきましたが、熱海桜が満開でした。今週末では盛りを過ぎてしまうかもしれませんが、有名な熱海梅園で梅も見られますので、ぜひお出かけください。

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この熱海桜、こういう品種はないんでしょうかね。熱海に植わっている寒桜を熱海桜と呼んでいるのでしょうか?詳しい方いらっしゃいましたら、教えてください。

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気まぐれに


三寒四温。昨日は雪が降ったり、節分を過ぎて春に向かい始めた陽気ですね。

今日は気まぐれさんをご紹介。

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頭上に枝が生い茂っていて日の当たる方に伸びたのか、ただ気まぐれなのか、枝の気持ちを知る事は出来ませんが、こんな風に"L字”に伸びるなんて心中穏やかではなかったのでしょう。

ちなみに通常シビアな事に、こうした樹形を害する枝は、剪定対象となってしまいます。

でも、これだけ気まぐれさんなのも面白い枝を活かす方法を考えてもいいのかも。今からの多様性の時代。こうした気まぐれ遺伝子も大事ですからね。

剪定のご相談は小杉造園株式会社まで。

真冬の祝300回


ブログへの投稿も、今日で300回を超えました。パチパチパチ・・・

読者の皆様方には、今後もご愛顧のほどをよろしくお願い申し上げます。

さて、今日は寒い冬のお話し。先週は、若干寒さが緩みましたが、まだまだ寒い日が続きます。毎年、雪が積もるといつもよりずいぶん早く出社して、近所のお得意様のお宅へ雪かきに走りますが、今シーズンは「出動なし」かしら・・・温暖化のせいで、このような旦那さんと職人の関係も途絶えていくのかと思うと寂しい限りですね。

写真は丸の内にあるオープンカフェ。寒空の下、屋外ガスストーブ(とでも呼ぶのでしょうか?)の下で熱いコーヒーをいただくのもおつなものです。コタツで食べるアイスクリームが美味しいのと同じですかね。

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もう一つは、カフェの横にあった壁面緑化。さすがに真冬になるとヘタル植物が出てきますね。ここの壁面緑化はよく管理され、春夏は灌水装置完備でジャングル状態なのですがやっぱり冬には少し無理があるのか・・・耐性のある植物は覚えておこう。個人的には、植木はしっかり路地に植えてあげたいと思います。

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節分


今日は節分。今日幼稚園児が「鬼は外~」と言いながら横を走り抜けていきました。豆まき風習は、色々な日本の風習が消え去る中でも根付いている少ない行事かもしれませんね。

さて、節分は、文字の表すとおり季節の区分となる日です。これからは「立春」で雪が雨にかわり、「啓蟄」で虫が動き始め、農作業が始まります。

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二十四節句は実に日本の移ろいを表現した言葉ですよね。

外作業の職人さんは厳しい寒さが続きますが、冬の終わりが早く近づく事を想いながら今日は豆を食べました。

小杉造園株式会社