オジギソウ


弊社の玄関先でお客様を「おじぎ」でお迎えしていたオジギソウに実が付きました。


咲いていた小さな綿帽子状の花からは想像できなかった豆のような房が着きました。

マメ科の中でも分類はネムノキに近く、大豆やスイートピーとは花も葉も全く違います。
種の採取はもう少し先ですが、楽しみです。
実際に見て触ると本当に勉強になります。身の回りの植物をちょっと調べてみませんか。驚きと新発見があるかもしれません。

クルミの木


作業の途中でクルミの実が成っているのを見かけました。

木自体は、マンションの植栽に植えられることもありますが、クルミは雄花と雌花の開花時期がずれる為、自家受粉しにくく、都内では実がなるのは稀なような気がします。

という事で、勉強と記録の為に写真を撮影した次第です。変化の過程が分かって面白いですね。

ひまわり


山手線のとある駅を降りてすぐのところに、大きなひまわり達が一面に。

名前の由来のように、若いひまわりは蕾をつける頃まで、朝は東、正午は真上、夕方は西と太陽を追って動くようです。

とても暑い日でもありましたが、目に入った瞬間に元気を貰いました。

コンクリートジャングルの中ですくすくと育っているひまわり、力強かったです!!

アジサイを見ると昔はカタツムリがセットだという思いがあったのですが、そういえば最近はあまりカタツムリを見かけなくなったように感じます。なじみの景色が少なくなっていくのは、さみしい様な気もしますが、色々な環境等の変化があるのでそれは仕方がないことなのでしょう・・・。

センダンバボダイジュ


先日、変わった実のなっている木を見つけました。

良く見てみると、葉がセンダンに似ておりましたが、実?が全然違います。まるで、フウセンカズラの様なものがなっておりました。

落ちている風船を開けてみると、中には黒い実(種)が3つ~4つ位はいっており、少し小さくて堅い実でした。

センダンの葉に似ていることと、以前現場でムクロジを見知っていたので、何となく実が似ている感じがして、ムクロジから調べてみると、なんと大当たり、ムクロジ科のモクゲンジでした。

別名センダンバボダイジュといい、やはりセンダンの葉に似ているのはあっていました。

ちなみに、フウセンカズラもムクロジ科になるそうです。すごく似ていますしね。

図鑑では見ていても、普段では、なかなか実物を知らない木はたくさんあります。

少しずつ見て知って触れていければと思います。

イチイガシ


雨も少なく気温も非常に高い日々が続いている中、台風13号が関東地方に近づいて、久しぶりの雨が降りました。西日本では猛威を振るった豪雨もありましたが、植栽を管理する人間としては恵みの雨と呼びたいくらいに、今年の夏はからからに乾いてしまっている植栽が多く目につきます。その雨の中で撮影したのがこの「イチイガシ」という常緑樹の葉っぱです。関西から九州では良く見られる樹種なのですが、関東では植栽に使用されることもそう多くはないようで、あまり出会う機会の少ない樹種です。常緑樹の葉は、一般に落葉樹に比べて乾燥に強いとされておりますが、この写真では、小さい葉の縁が茶色く縮れており、恐らくこの酷暑と雨不足によって変形してしまったと思います。良く見ると奥側に見える濃い緑の葉も若干内側に巻いており、これも水分不足のサイン。根元を見たら土の表面が乾いて地割れしていました。人間にとって厳しい夏は、樹木にとっても同様に厳しいようです。立秋も過ぎたところで、少しは暑さがやわらいでくれることを願って。皆様も熱中症には引き続き御注意下さい。

イノベーションの風


暑い日が続きますが、皆様体調はいかがでしょうか?
ほとんど災害レベルの酷暑で、植木も人も調子を悪くしてしまいますよね。
ただありがたいことに、ご依頼はひっきりなしで、暑い寒いなんて言ってる暇はなく、毎日仕事忙しくさせていただいております。

そんな中、暑さに朦朧としながら作業の立ち合いのために現場にいたところ、お施主さまのご担当者さまが、おもむろにドローンによる作業現場の状況写真を空撮しだしました。

職人たちも初めての経験で、暑さも忘れてわいわい集まり、ドローンによる見事な空撮の様子を逆に地上から撮影していました。


技術の革新は新たな風を現場に起こしている。新技術の風が、さっと現場に吹いて涼を感じた瞬間でした。

技術の進歩は、どんどん私たちの仕事にも生活にも様々な変化を起していくんでしょう。
時代の流れに乗り遅れないよう、植木屋も進歩していかないといけないと感じる今日この頃です。

小杉造園も進化し続ける会社でありたいと思います。

倒木


先日の台風12号の影響は大丈夫でしたでしょうか。

そんな中、私が担当させて頂いている物件でハナモモの倒木が発生してしまいました。

実が成っており、根が重みに耐えらず倒れた様子でした。

撤去している最中、ウメによく似たハナモモの実が食べられるのか、と疑問に思い調べみた所、やはり食用には適さないそうです。ほんのりモモの味がするといった感想や、果実酒などを作っている方もいるそうですが、モモを鑑賞用に品種改良されたのがハナモモですので、やはり花を楽しむ樹木の様です。

ハナモモ改良が行われるようになったのは江戸時代からという事で、日本古来から親しまれているそうです。

今回倒木したハナモモは残念ですが、また植替えて綺麗な花が咲く日が来ると良いですね。

ムカゴ


オニユリのいささかどぎつい色合いの花(あくまでも個人的意見です)が終わりました。

その後の茎をよく観察してみると、ムカゴ(殊芽)が育っていました。

これは小さな球根で、これを茎からはずし、土に植えて育てると芽が出て数年で一人前のオニユリになります。   ちなみに、オニユリは花は咲きますけれども、種はできません。

オニユリはムカゴで増える植物なのでした。

実生木


作業前の現地調査にて、隣の敷地にてふと目に付きました。いえ、目に付かざるを得ない大きさ・・!

「キリ」ですね。日本の樹木の中では最も葉が大きいとされております。まだまだ幼木ですが、上の写真からも分かるように真っすぐに上へ伸びていく様はなかなか見事なのではないでしょうか。

しかし、どんどん大きくなってしまうと通行や隣地への支障等々で邪魔者扱いになってしまいますね。やむを得ず撤去しなければならないことがほとんどです。

実生木は手に負えなくなる前にお気軽にご相談下さい。