お花見


先日桜のお花見をしてきました。2月中旬から咲き始めて3月中旬には花が終わる「河津桜」という種類です。

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3月中旬に行ったのですが、既に散り初めておりました。菜の花も咲いておりとても綺麗でした。

これからソメイヨシノが本番ですね。楽しみです。

夏みかん


熱海研修所からお土産を頂いたのでそのご報告です。

熱海にある小杉造園の研修所には、裏山に夏みかんの木が沢山植えられてます。

その夏みかんが沢山とれたのでおすそ分けを頂きました。

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そのまま食べるのは酸っぱくてちょっと…なのですが、サワーにいれるとおいしいと聞き、早速試してみました。

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とれたての夏みかんは香りもよくフレッシュで最高!!

ビタミンたっぷりだし美容にもよいかも(*^_^*)

と、都合の良いことを考えながら楽しませて頂きました。

雪柳


先日、線路沿いを歩いていると満開のユキヤナギを見かけました。

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バラ科シモツケ属のこの植物は春先3月から5月にかけて
名前の由来になる全体に雪が積もったような花を咲かせてくれます。

病害虫がつきにくく、強い刈込みにも耐える低木で、日当たりの良い個人の庭先やマンションで使われています
。全体的にしだれるので、小さな可愛い花と相まって柔らかい印象を与えてくれる樹木です。

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しかし、同じシモツケ属のシモツケSpiraea japonicaは北米で在来種に悪影響をおよぼす侵略的外来種として問題とされているようです。

地方から植物を持ってきて庭先に植える前に、その植物について調べてみると良いかもしれませんね。

垂れ梅


梅の花言葉は「高潔」、「忠義」、「澄んだ心」と気高いイメージもありますが、垂れ梅にはそれに加えて柔らかさと華やかさもあります。

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剪定に手が掛かり、虫も付きやすいので近頃は街中で見かける機会が少なくなってきている様に感じます。

そろそろ梅の花も散って少なくなってきており、次には桜の季節がやってきます。今年の桜は、平年並みか早く咲く所が多いようですので、こちらも楽しみです!!

オブジェ


先日、文京区の茗荷谷駅周辺の物件を歩きで巡回しておりました。

この風ニ日は、雨が降ってきそうな空模様で北風厳しく、雨ニモマケズモマケズ、という感じで歩いておりまして、ちょいと一休みと思って立ち寄った公園でベンチに腰をおろしてビックリ!

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一角獣とアンモナイト…?

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魚かな?…なんか人の顔がついてるけど…

普通の公園では、なかなか見ない、重厚感溢れるオブジェが鎮座しておりました。気になったので文京区の公園のサイトを見てみると、文京区はドイツのカイザースラウテルン市と姉妹都市提携を結んでおり、その象徴として、今から22年ほど前に、このオブジェを設置しているとの事でした。

サイトの解説によると、一角獣は、「偉大な力」を表し、魚は、「幸運」のシンボルを、一角獣の写真右手にあるのはアンモナイトとの事ですが、これは「地球が発展してきた歴史の期限」や「日本文化の源」を象徴し、その裏側は「日本のテクノロジーとその急速な発展」を表しているそうです。

茗荷谷駅と放送大学のあいだにある公園ですので、お近くにお寄りの時はぜひご覧になってみてください。一見の価値はあるかと思われます。

 

クリスマスローズの季節


寒い日と暖かい日が交互に来る季節となりました。
早春の花の少ない時期、クリスマスローズは可憐な姿で心を癒してくれます。

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クリスマスローズはキンポウゲ科ヘレボルス属で、耐寒性のある多年草の植物です。
開花期は1~4月になりますが、花のように見える部分はガク片で、
花は退化して雄しべの周りの蜜腺になっています。

クリスマスローズのハイブリッタス品種はシングルフラワー(シンプルな一重咲き)、
セミダブルフラワー(花の中心部に花弁のような蜜腺がある半八重咲き)、
ダブルフラワー(八重咲き)の3つに分類されます。

多くの品種と花色がございますので、ぜひお気に入りを育ててみてはいかがでしょうか。

花粉症に明るいニュース


先日見たテレビの中で、花粉症が改善するという治療方法が取り上げられていました。
舌の裏に花粉エキスを染み込ませて慣れさせる治療法らしいのですが、保険も適用するとか。
自分も含め、わが小杉造園にも、知り合いの植木屋さんにも花粉症の方が大勢いらっしゃいます。
植木屋の花粉症なんて、笑えない笑い話・・いえ本当に笑えない。
毎年、マスクのフィット感や鼻栓、ゴーグル、漢方、注射、レーザー治療などなど情報交換に忙しいです。
そこへ救世主になりそうなこの治療です!!、さっそく耳鼻科へ相談に・・と思ったら、
シーズン以外の時期からコツコツと3年以上続けないといけないそうです。今年なら早くても6月位からとの事。

今年は去年の2倍以上飛散するそうですね・・・。
それではごきげんよう・・・。

BB弾!?


先日とあるマンションでエントランス前にBB弾のような白い球が転がっていると、相談のお電話を頂きました。お話を伺うと、周囲に実が落ちるような木はないし、もしかしたらいたずらではないかと心配との事。

私も想像が付きませんでしたので、百聞は一見にしかずという事でとりあえず現地を確認させて頂いたところ、すぐに犯人が分かりました!

犯人は「リュウノヒゲ」という常緑多年草の実です。

リュウノヒゲ

この草は青紫色の実をつけますが、その後実の皮が剥がれると綺麗な白い球になるという仕組みです。

この白い球は弾力性があり、昔は子供がスパーボールのように遊ぶ事もあったとか。

私もすっかり忘れていましたので、今日は良い復習ができました。

植栽管理と生物多様性について


先日、都市の植物の種多様性に関する講習に参加してきました。

私たちが暮らす都市において、緑の豊かさの指標とは何でしょうか。

これまでは緑地面積や樹木の本数を指標として取り上げられてきましたが、今後は生物多様性を含めた質の向上が課題になってくるとのことでした。

土地本来の種の多様性を考える場合、在来種の保護が重要になってきます。

私たち造園業者は、常に変化する人の住環境の中で、古きを大切に考えるものの、新しい樹種を取り入れ、新たな発想、新たな可能性を模索しているところもありますので、生物多様性の保護の部分では、一部において交わらないということも考えられます。

これは、環境を取り扱う業種では永遠のテーマと言えると思いますが、「人々の快適な住環境の保全」と「自然環境の保全」は、相互に重なる問題が混在してあります。それらの重なる問題点を少しでも減らしていくためにはどうしたらいいでしょうか。

都市の環境とは異なりますが、例えば中山間地域では里山の保全が重要な課題となっています。

里山には人の管理を前提とした生態系が出来上がっていますが、後継者不足のために荒廃が進んでいるそうです。本来の里山の姿は種多様性が保持され、人と自然が調和した、理想的な環境モデルのひとつと考えられます。ここで言えることは、人の手が入ることは必ずしも種多様性の破壊につながるわけではないということです。これは植栽の管理を考える上で重要なヒントになると思います。

実は、草刈を定期的に行う草地では多様な在来種の群落ができるとのことです。定期的な実施とは同じパターンの繰り返しとなるため、生態系の攪乱を防ぎます。私たち造園業者が普段行っている植栽管理でも、適切に行うことで生物多様性の保持に資するということではないでしょうか。草刈

まだはっきりとした結論は出ないのですが、今後の植栽管理を考える上で、常に意識しておきたいテーマだと思いました。