先日26日、クリスマスツリーの片付けを行いました。
25日までの設置期間だったので、26日午前中には撤去片付けして、今度は門松がエントランス前を飾ることとなります。
今回の設置に関しましては、ご好評いただけたようで、片付けている最中も“よかったよ”などのお声を掛けて頂くことがありました。ありがとうございました。
ツリーは片付けて倉庫にとのことで、倉庫で約1年保管されることとなります。
来年の設置は皆さま実施されるか、またはご依頼を頂くかのどちらかとなるものと思われます。
寒波の影響で、関東も厳しい寒さに襲われていますが、
そんな中でも花壇の植物は元気に生育しています。
冬の花壇と言えば、ハボタンやシクラメン、パンジー等が代表的ですね。
写真の花壇では、いろいろな種類のハボタンが植えられていました。
ハボタンはアブラナ科で、キャベツの仲間であるケールが改良されて作られた植物です。
春まで植えておくと、4月頃、菜の花に似た黄色い花が咲きます。
ヨーロッパ原産で、日本には江戸時代に渡来したようで、
それから非常に多くの品種改良が行われています。
代表種は、葉の丸い「東京丸葉系」、葉の縁が縮れている「名古屋ちりめん系」
東京丸葉系と名古屋ちりめん系の中間のような「大阪丸葉系」、
葉の切り込みが深い「さんご系」の4系統になります。
花の少ない冬期に、ハボタンのバリエーションを楽しんでみてはいかがでしょうか。
外回り中に、遺跡発掘中の住宅工事現場に遭遇しました。
このように工事中に遺跡が見つかった場合は、文化財保護法により、工事を一旦中止して発掘調査を行う必要があります。貴重な遺跡であればあるほど、調査期間が長くなり工事も延期されてしまうとか。
開発工事を進める方々にとっては、延期が長引くような事は避けたいと思いますが、地元に住む人にとっては、何が出てくるのか楽しみでしょう。
見た目では何が発掘されているのか不明ですが、調べてみるとこのあたりには、縄文時代の遺跡があるようです。
綺麗に残った土の構造物は当時の職人が残した仕事でしょうか。
縄文時代であれば約3000年前のもの。現代まで残る仕事をした方を想像して、一時タイムスリップができました。
今年の夏、お客様より植木に害虫が発生しているとのご連絡を頂いたため、
現場に急行したのですが、ツバキが見事にチャドクガに丸坊主にされていました。
食べる葉がなくなったため下のハマヒサカキまで食害するほどの発生状況でした。
ここまで酷く食害されると樹勢が回復するか心配になりますが、その後の数回にわたる殺虫剤散布の甲斐あってか、11月にはかなりの回復をみせてくれました。
ツバキは一度の食害であれば、このように回復することも多いようです。
ただし、数回同じように食害されると枯れる可能性が高くなってきます。
毒毛によるかぶれ被害も心配されますので、やはり発生後すぐの対処が重要になります。
冬から初春にかけて美しい花を咲かせてくれるツバキ。上手につきあっていきたいですね。
写真は都内のあるビルの壁面緑化の様子です。
都内に限らず昨今、屋上や壁面に緑を施した建物を目にするようになりました。
研究も進んでいるようで、いろんな緑化資材が次々とあらわれては消えを繰り返しているようです。
露地植えの植木に比べ、人工地盤に植った植物は、かなり特殊な環境条件下にあるため、肥料や水は、適宜、人が調整してあげていかなくては健全な生育は望めません。
ただ、その「適宜調節」が言うは易し行うは難しで、とてもじゃないけど簡単に調節できるものではないのです。
日当たりや風通りも屋上や壁面では、ちょっとした場所のちがいによって極端に差ができてしまうのも特徴で、それらを踏まえて適切な量を適切なタイミングで、適切な箇所に施用するのは至難の業です。
その結果、多くの屋上緑化や壁面緑化は、経年劣化で見るも無残な姿になってしまうことが多いようです。
写真の壁面緑化は、どうも改修か取り壊しが決まったビルが、工事に入り、人の管理の手を離れた結果、一気に全枯れをおこしてしまった状況のようです。
露地植えの植木は人の管理の手をはなれても、自然の雨水等である程度は生育できるのですが、屋上や壁面の緑は人の管理で何とか生かされていることがこのビルの壁面の緑の枯れ具合を見るとよくわかります。
完全放置の壁面緑化を私も今まで目にしたことがなかったので、通りすがりの車中でしたが、思わずカメラを向けてしまいました。
見事な枯れっぷりに、一瞬、故意に枯らした壁面のドライフラワーか!とも思ったのですが、ビル全体の様子から、人の管理から離れたビルであることがわかり、自然に枯れたものであることがわかりました。
屋上緑化や壁面緑化に関するお問い合わせも受け付けております。
小杉造園にお気軽にご相談ください。