蓮茶


下北沢といえばカフェが有名ですが、弊社のまわりにも素敵なお店がたくさんあります。

最近よく行くお店ではハヤシやカレーなどのメニューもおいしいのですが、中でもお気に入りなのが、この蓮の花のお茶です。

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初めて飲んだとき、甘い花の香りがとてもしっかりと感じられて驚きました。
この香りを嗅いだ瞬間、畑一面に咲く蓮花の光景が目に浮かんで来るようです。
ちなみにこの蓮という名前、実が抜けた後の花床が、蜂の巣に似ていることから"ハチス"と呼ばれ、それが略されてその名となったそうです。

蓮は7月から8月下旬までが開花期間なので、ちょうどその様子が見られそうですね。
ぜひ蜂の巣を想像しながらご覧になって下さい。

ゲリラ豪雨


「ゲリラ豪雨」 この数年、何とも物騒な言葉が共通理解されてしまっていますが、週末の丸の内でいきなりの豪雨に見舞われました。

丸の内のビル街なので、人間はビルに駆け込みお茶を飲むなり、本屋で立ち読みするなり如何様にも時間調整が可能です。

写真は、豪雨直後の街路樹です。

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この夏の東京は雨が少なく、街路樹も青色吐息でした。特に葉の薄い落葉樹は辛そうでした。なかでもハナミズキなんかは葉も焼けてかわいそう。ハナミズキを街路樹に使ってはいけないと思うのですが、美しい樹木だし、名前がタイトルになった歌もヒットして人気ですね。公園や個人庭園でスクスク育っているハナミズキしか印象にない人には言ってもご理解いただけません。

コンクリートやアスファルトに囲まれた東京では、集中豪雨が来ても雨水はすぐに下水道に流れてしまいます。人に安全で、街路樹を潤す、普通の雨がいいですね。

コガネムシ大量発生


この夏は、担当させていただいている首都圏各地の現場ででコガネムシの食害が散見された。
驚くのは、その食欲。樹種を選ばずこんなのも食べるのかと驚かされました。
被害のあった樹木を列記します。ツルバラ、マキ、ユズリハ、ヒラドツツジ、ヘデラ。
写真も見てみてください。スミチオン1000倍溶液を大量にかけると少し時間をおいて落下してきました。

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この秋は、チャドクガの被害も多いようなので、皆さん注意しましょう。
コガネムシは人体には影響ありませんが、チャドクガは体質によってはひどくかぶれます。
サザンカやツバキ、シャラには要注意です。

害虫のご相談は小杉造園株式会社

おー、シャンゼリゼ!


いささか古い歌のフレーズですが(私も良く知りません)、今日の写真がトチノキなので・・・

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手のひらをブラブラさせたような大きな葉が特徴なので、みなさんも公園や街路樹で見かけたことがあると思います。

山間部のサービスエリアで、栃餅とかトチノキクッキーなどを見かけて記憶されている方もいらっしゃるかもしれませんね。

パリのシャンゼリゼ通りの並木が、セイヨウトチノキです。それを意識して、このオシャレなビルの前もトチノキにしたのかな?

自然災害対策


台風・地震・強風と近年は自然災害が降りかかる印象がありますね。人にとっても予想し難いこの現象は恐怖ですが、外に植わりっぱなしの植栽にとっても同じくです。Photo_7

風でやや傾いてしまった樹木へ支柱を添える作業を行ないました。道路沿いにあるため、どうしても風が吹きぬけて、形が乱れてきてしまいます。植物には申し訳ないのですが、ググっと引っ張って戻しました。

設置する支柱は様々ですが、こちらは神社の鳥居のような形をしている鳥居支柱です。街路樹などではよく見かける一般的な支柱です。植物の高さの半分位の位置で、樹木と支柱の支点があわされえるなら鳥居支柱で大丈夫です。風の状況や植栽地に環境、樹木の大きさなどによって、添える支柱は様々です。Photo_8

樹木の植わる立地条件上、どうしても傾いてしまうのは仕方ないのですが、やはり早く馴染んで支柱が要らなくなるくらい立派に育って欲しいと思います。

安全対策?


重々しくガードされたクスノキ。

これは、木を守るためのもの?それとも、人を守るためのもの?

まさか、何らかの意匠的な目途で設置された工作物ではないですよね。

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この金網にぶつかるより、クスノキにぶつかった方が怪我が少なくてすみそうだから、クスノキを守るためのものでしょうか?

街はミステリーにあふれている。

水のあげ方


30℃以上続く夏が当たり前になってきた昨今。今年は特に雨の降らない日々が続いたおかげで植物達も元気がありません。

夏の間に葉っぱがグッタリして、だんだん元気がなくなり、仕舞いには枯れてしまったなんて事を目にします。

ちゃんと水やってるんだけどなぁとおっしゃるマンションの管理員様に水遣りのポイントをお伝えしてきたので、それをご紹介します。

水遣り前です。土がカラカラです。

Photo_3 水遣り後。土の色が濡れて変わってますね。

Photo_4 掘ってみるとどうでしょう。すぐにカラカラの土が出てきます。表面だけが濡れている状態。これでは、もっと深いところにある根っこが水を吸うことができません。

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マンションの管理員様ですと、清掃・窓口業務等、植栽水遣りだけに携わるだけにはいきません。毎日は大変なので、水を与えるときには1回たっぷりと上げてください。写真のように水が溜まってしまうくらいあげても、この暑い夏には何ら問題がないです。

植物の栄養は何よりお水です。植物が元気なら虫も病気も発生しにくいです。丈夫に育つために少しお時間割いていただけないでしょうか。

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植木のことなら小杉造園株式会社へ

晩夏に思う


先週の某日、新橋駅前で撮影しました。

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ヒートアイランド緩和の試験事業として、透水・保水性のあるブロックで舗装されていました。

それでも当然ながら、地表部の温度はかなり高い値を示しています。

ということは、子供たちや車イスを利用されている方々は、私が感じているより更に暑い夏を過ごしているということですね。

もっといえば、ペットの散歩も朝の涼しい時間に連れ出るほうがいいということ。

ずいぶんと日も短くなってきました、もう少しの残暑を乗り切れば、味覚の秋が待っていますね。