シンボルツリーにいかがでしょう5


1

暦の上では処暑もすぎ、暑さも一段落のはずがその気配はまだまだ感じられませんね。もうしばらくの辛抱でしょうか。

この時期、まだ元気に咲いているノウゼンカズラ。中国が原産でオレンジ色の鮮やかな色合いが目に飛び込んできます。このノウゼンカズラ、漢字で書くと『凌霄花』と書いて、『凌』は‘しのぐ’、『霄』は‘そら’で‘空高く上る花’といった意味になります。

つるを伸ばしてよじ登るところを見つけるとぐんぐん気根を出してはりついて上っていきます。この元気さを見るとふさわしい名前ですね。英名はチャイニーズトランペットバイン(またはチャイニーズトランペットフラワー)。日当たりが大好きなので、曇り空が続くと蕾がぽろぽろ落っこちてしまいます。

有余る元気のためか伸びたツルが地面に接するとすぐ根っこが出てきて根付いてしまいます。早めに気がつけば良いんですが、そのままにするとそこら中に根付いてしまって後が大変なことに。(まぁ、あまりないとは思いますが・・・。)すぐ発根するので増やすなら挿木が手軽です。種は日本だと出来ないとされてます。(小さい頃に一度だけ大きなマメのさや見たいなものがついているのを見たことがあるんですけどアレはいったい?)

仲間にアメリカ原産のアメリカノウゼンカズラがあり、こちらは色が赤に近く、花が少し小さいです。これとの交配種でいくつか品種があります。

暑さはまだ収まりそうにありませんが、暗くなる時間は日に日に早くなっているように感じます。

探せば秋の気配を見うけられるかもしれません。

植木のご相談は小杉造園株式会社

温故知新


温故知新 造園の世界にはピッタリの言葉かもしれませんね。

東京駅もキレイなレンガの駅舎が見えてきました。

この夏休みに東京へ来た方々は目にしたかもしれませんが、品川駅に新幹線が止まるようになってから、西から来る人は東京駅まで来る機会がなくなってしまいましたね。

20120827tokyo_sta

植木手入のご相談


8月後半に入りましたが、まだまだヒマワリも元気に咲いていますね。

ボサボサに伸びてしまった、植木のお手入をそろそろ相談したいわ。とお思いのお客様!

植木屋さんに相談する前に事前に決めておくと植木屋さんとして打合せがしやすいという事項をお伝えします。

・まずは、基本的なお手入相談の意図。(伸びてきたのでサッパリしたい。目隠しなのであまりサッパリは好ましくない。)

・思い入れのある木については、細かく剪定方法をお願いする。(花・実を楽しみたいために植えてる。もっと大きく成長させたいなど)

・次に手入をする時期はいつを予定しているか?(何年後?何ヵ月後?により剪定方法が違ってきます。)

もちろんご予算も。

大枠はこれくらいのご意見を頂ければ、植木屋さんが「じゃぁこうしましょうか。」と詳細な打合せを持ってくると思います。そろそろ、お願いしたいわという方は上をご参考にお問い合わせ下さい。

植木手入のご相談は小杉造園株式会社

公共マナー


世界的に見て、日本人の公共マナーは優れているそうですね。

しかし携帯電話の使い方などを見ると、オジサン的には???ばかりです。

少し前には、人混みで携帯電話に出る人は非常に申し訳なさそうにしていたと思うのですが、今では出て当然。平気で大声でしゃべっているような気がします。

20年前、わざと大声でしゃべって、移動電話も持っていることを誇示していた時代が懐かしい。

造園の設計をしていても、植物が利用者に踏まれない配慮、盗まれない工夫、散歩中のペットが立ち入らないレイアウトなど、「そりゃマナーだろ?」といいたい要望が結構あります。

20120820itami

写真のような例は、そこに植物があることすら気に留めてないとしか思えませんね。離れてみていると、老若男女問わずマナー欠如の傾向がうかがえますので、個人の育ち方と資質の問題なのでしょうね。

あー、嘆かわしい。

という自ら、喫煙マナーには気をつけたいと常々思っています。思ってはいます。

愛され太陽


私毎ですが最近結婚いたしました!♪───O(≧∇≦)O────♪

それで、披露宴のプチプレゼントには手作りで私の好きな植物をあげようと思いまして用意したのがこれ!多肉植物の苗です。
Dsc08839
可愛い色々な形が並んでて、テンションが上がります。ニョキニョキ~
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

多肉植物は太陽に愛されないと、間伸びして可愛く育たない子です。持って帰って頂いた皆様、素直に育つようガッツリ太陽に当ててくださいね!
Dsc08840
プレゼント作成にあたりご協力いただきました関係者の皆様、本当に有難うございましたm(_ _)m

さまざまな緑地


直前のブログでカブトムシが出ていましたが、東京の街中にあるマンションでも緑地があればカブトムシがいるのですね!あっぱれ!

こちらの写真は、東京の街中でがんばって緑地を造った例です。

斜面地に不織布のようなものでできたポケットを取り付け、そこに植物を植え込んでいます。

夏場は葉も茂りグリーンがきれいです。枯れてなくなっているところは、日照条件の問題でしょうか?

こういったグリーンを是とするか否とするか、ご意見の分かれるところでしょう。

設計した方は、緑地を造るおつもりだったのか、建築意匠の一資材として捉えていたのでしょうか?お盆休みにちょっと考えてしまう風景でした。

20120813newidea1

20120813newidea2

『甲虫の王様』


先日、とある物件様の樹木を剪定しておりましたら木の上から何かが落ちてきました。!?

Photo Photo_2日本の夏を代表する昆虫甲虫の王様ことカブトムシでした!

真夏の太陽を受けて黒光りしている姿を見て思わず興奮してしまいました。
この苛酷な猛暑で夏バテ気味の30歳を過ぎたオジサンが昆虫採集等をしていた頃の童心を思い出し俺もまだまだ頑張れるなぁと思いました(笑)。

Photo_3
害虫以外は、昆虫に関しては詳しい事はわかりませんが、植木に関する事ならどんな事でもご相談は小杉造園株式会社

百獣の王も・・・


以前、我が家のネコがだらーんっと暑そうに寝ている写真を掲載しましたが、かの有名な百獣の王は、暑さの中でもにらみを利かせています。

20120806lion

マンションの軒先や沿道の目立つ舗装の上などでよく見かけるライオンですが、このように植物の中に鎮座するタイプは見たことがなく、思わず撮影してしまいました。ちょっと印象が違いますね。

かざりいぼ結び


今年の夏もやっぱり暑いですね…

夏ばて気味の今日この頃ですが、この仕事では夏の風物詩にもなっている造園技能士の試験日が近づいて参りました。私は普段現場には出ていない職種なのですが、植木屋に勤めているからにはやはり挑戦しないと!と思い、造園技能士1級に向けて、週末は課題の庭をつくる練習をしています。

Photoその課題の一つが写真の建仁寺垣(載せておいてなんですが、本当に出来が悪いのであまり見ないでください…)。この垣根一つとってもいろいろと細かい細工や専門の道具があり、奥深いものなのですが、その一つが写真のクリ針。これは穴にシュロ縄を通した状態で、竹の隙間に差し込み、結束を行うための道具です。

そのクリ針を使って結んだものが、もう一つの写真のかざりいぼ結び(これもひどい仕上がりなので大目に見てください…)。3本のシュロ縄をねじってつのをつくり、末端を垂らします。

Photo_3

この結び一つ作るにもまだまだ時間がかかってしまっており、素人もいいところなのですが、実際の仕事でこのような竹垣をつくることは本当に減ってきています。あと10年経ったらなくなってしまうものって今の日本にはたくさんあると思いますが、こういう日本独自の造園技術も何とか残していきたいものですねぇ。Photo_2