オカトラノオ


東京は今晩から雨が降り、来週は曇り続きのようです。梅雨らしい天候が続きますが、お天気仕事の植木屋さんにとっては悩ましいですね。Photo

先日、とあるマンションさんの隣地の斜面地でたまたまオカトラノオを見つけました。開発された、川崎方面では珍しく、最近は野山に出かける事が少なくなったが故に嬉しくなって撮影しました。白くてスッと伸びる姿が、周囲のうっとうしさをぼやかしてくれて見ていて癒されます。こんなに雑草だらけの場所でもたくましく育つ植物です。山野草屋さんでも見かけますので、皆さんお庭へどうぞ。

オカトラノオはあまり見かけませんが、こういった山野草など地被類をメインにする植栽を導入する事がおおくなっています。

下の写真は弊社施工のマンションです。夏の野の花が咲き、都心の中にいれども森林の中を歩いているような感じを与えてくれる植栽です。Photo_2

最近のマンション植栽も志向の変化か、こういった趣の植物を導入する事が多くなりました。画一的にきれいに揃った植栽もきれいですが、こうした雰囲気のもまた違って目に止まりますよね。

職人さんには、こうした植栽に抵抗を覚える方もいて、昔ながらの造園屋さんだとこうした施工が難しい場合があります。お願いしたいなぁという場合は弊社へご連絡下さい。

お庭の設計のご相談は小杉造園株式会社へ!

梅雨の晴れ間


先週の最初の台風の後、東京は茹だるような暑さの台風一過となりました。

たまたまその暑い最中、丸の内のビル街を歩いていて撮影した一枚です。

20120624yamaboushi

地上数十mのビルの谷間、地下にあるオープンカフェです。

ウッドデッキと共に配されたヤマボウシの涼しげな新緑が眼にまぶしいですね。

カフェは高そうだったので、上から写真を撮らせていただいただけで我慢しました・・・

たまには


台風被害はありましたか?うちは6階ですが、ビュービュー音を立てて風が窓を押していました。開けてみたい衝動に駆られましたがやめておきました。

さて、台風空けの昨日、いつもお庭のお手入をご相談されるお客様からお庭の部分改修をご相談されてデザイン部の方と一緒にお庭の調査に行きました。

0102今回は、部長さん御自ら石組み登って調査してます。デザイン部といえども設計するだけではなく、現地を確認しながらお客様のご要望を組んで、プロの見識を沿えて設計図を作成します。

たまには、あまり表に出ないデザイン部をご紹介しようと思って今日はアップさせて頂きました。小杉造園にお庭造りをお願いすると、最初はこんな風景から始まります。

お庭の設計のご相談は小杉造園株式会社へ!

話題の名所


遅ればせながら、東京スカイツリーへ行ってきました。

あいにくの雨模様でしたが、それはそれで絵になるスカイツリーでした。

20120618skytree

がんばって人工地盤上の緑化がされていますので、ランドスケープに興味がある方もぜひお出かけください。

最盛期に向けて


大きな台風が発生しはじめたり、曇りや雨マークが天気予報に並びはじめたり、少しずつ梅雨らしくなってきました。雨が多く降るこの季節は、植物にとっては最盛期を迎えています。春から夏にかけて伸び盛りの植物達は様々なところで花が満開に咲かせています。
その中でもお勧めを一つ。シャラの花です。

Dsc07797この写真よく見るとアリ達がいます(この花の高さは1.0m位です)。アリにおいしい蜜を与えて花粉を運んでもらっています。花が綺麗なのは後世に子孫を残すべく、虫をおびき寄せるために得た植物の手段。
虫の苦手な方には少々敬遠されがちな一枚かもしれませんが、私には来年も咲くためのシャラの生き様とアリ達もまた食料という蜜を求めている必死さを感慨深く見てしまいました。綺麗だなあと癒しの花は、反面で生き残りを掛けた生存競争が繰り広げているのだなと、しみじみ思いました。

かわって、人間目線では木々が緑に生い茂る夏に、白く椿のように凛とした花を咲かせるシャラは優美に見えます。ですが、シャラは自然状態では山の涼しいところに生える植物です。ここ東京では年々暑さでシャラが軒並み枯れてきており、時世の温暖化のなか耐えて花を咲かせている姿を見かけたら”暑さに負けるな”と応援してあげて下さい。
そして今後もし、シャラを植えたい方は大きな木の下など木陰や日陰の場所にしてあげてください。うちに植えて大丈夫かしら?と弊社へご相談して頂いてももちろん構いません。

これから私達造園屋のお仕事も植物とともに最盛期を迎えます。彼らに負けないよう、私も精進していきたいです。

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助けて~


シンボルツリーのクスノキが、たいへんなことになっています。

20120611tatigare

おそらく、竣工当初は公開空地の中心として立派なクスノキを植えたのでしょう。

その足元に、根締めとしてヘデラを植栽。「絵になるなぁ」と設計者は考えたのでしょうが、「絵になるなぁ」は非常に主観的な感覚のため、慎重に判断したいところですね。設計者の気持ちは非常によく分かるのですが・・・

ヘデラは吸着根で壁面を這い登ります。コンクリートやレンガに吸着根を食い込ませていきます。とうぜん、目の前にある立派な幹に登ることは考えられるはず・・・

登られてしまったクスノキは、上の方からガレてきてしまっています。ヘデラは、吸着根から水分や養分を吸い取るのでしょうか?正確には知りませんが、舗装に囲まれた厳しい環境とあいまって水揚げがままならずクスノキはくたびれてしまっていますね。

一般の方は仕方がないとしても、管理を請け負う植木屋はこの状況を見て、どうして絡みついたヘデラを取ってあげないのでしょうか?

植替えサービス ラン編


弊社でメンテナンスさせて頂いているお客様には、おうちでお庭だけではものたらず、鉢植えで色々な植物育てていらっしゃる方も多くいらっしゃいます。

今回、お客様からご相談されて植替え作業をいたしました。対象はランの中でも育てやすいギンギアナムです。

株分けして、古いミズゴケや腐った根っこを処理し、新しい鉢に移し替えました。鉢の大きさは株よりも小さい方がランは見栄えがします。

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大事に育ててきて大きくなりすぎた。間延びしちゃったと思ったら、まず弊社にご相談下さい。

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常葉?常磐?常盤?


キレイに生い茂ったトキワマンサク(常磐満作)の生垣です。

20120604mansaku

植えるときには細々とした木ですが日当たりの良いところでは気持ちよく生長してくれます。

花は終わった後なのでしょうが、紅葉にはピンクの花が、緑葉には白い花が付いたのだと思います。花も葉も優しい印象であまり大きくもならないので、近頃、人気の樹木です。

地名では常盤=ときわ、常磐=じょうばん、と読むんでしたか?いずれも「ときわ」と読みますよね?、常葉は「とこは」ですか?日本語って難しい・・・

よく植物の名前で「ときわ」が付くものがありますが、「ときわ」=永久不変のもの という意味から常緑樹を差します。

例:マンサク(落葉樹)、トキワマンサク(常緑樹)