何に見える?


ある駅のホームから撮影した風景です。

ナツヅタが立派に壁を駆け巡っていますが、皆さんは何に見えますか?

深緑のキャンバスに風情良く壁が景色を残し、新緑がアクセントになっています。

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黄緑色の新緑は、垂れ落ちる雨粒?実り始めたぶどうの房?見る人々の心情によって様々な模様に見えますね。

計算し尽くし人為的に作り出す景色もステキですが、自然のもたらすアートにも目を見張るものがあります。

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徒然むし日和8


東京は、梅雨らしい天気が続きます。今年は、4月の気候が寒かったからか、虫たちの動きも例年と違います。最近活発的に発生した虫をご紹介します。

ツツジの蕾が綻ぶ頃に、植込を良く観察すると羽が瑠璃色に輝く黒い虫が。

これはルリチュウレンジハバチというハバチの仲間です。幼虫が主にサツキやツツジ類の葉を群生して食べ、とても食欲旺盛で葉っぱが跡形もないくらい樹木を丸坊主にしてしまうことも。P1200049

Photo成虫になると「ルリ色」の素敵な姿に生まれ変わります。成虫になるとあちこちに飛んで茎に卵を産み付けて年に3~4回ほど発生します。また、秋口に孵化した幼虫は成長すると地面に降りてきて、ツツジを丸坊主にするべく、土の中で繭を作り来年春に備えて越冬します。

一度ついてしまうと、毎年のように発生してしまうことから、定期的な確認と早い段階での対処が重要になります。幼虫は葉の色に似ており、見つけ難いのですが、多量の糞が下に落ちていたらよくよく観察してみて下さい。

害虫のご用命は小杉造園株式会社

おどろ木(1)


これから、おどろ木シリーズとして、日常で見かける「あっと驚く樹木」を、私が驚かされたたびにご紹介したいと考えております。皆さんも「おどろ木」を見かけたらコメント入れてくださいね。

さて、記念すべき第1おどろ木は、クスノキ。表参道から南青山4の交差点へ向かう途中で1本どこかの路地に入って偶然見かけました。だから、正確な場所をお伝えすることができません。

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何かいわれが書いてあったのですが、次の場所へ急いで向かう途中だったので、写真だけ写して読みもしませんでした。ちょっと後悔。今度近くへ行く機会があったら、しっかり読んできて皆さんにもご報告します。もし、ご存知に方がいらっしゃいましたら、コメントお願いします。

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頑張ったヒメシャラ


10年間 頑張った 「ヒメシャラ」
住宅の庭に移植されたのは10年前。
日当たりの良い、南西の角地に 植えたのは住宅販売会社植えた時の樹高は2.5m 現在は1.5m
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今まで、完全に葉っぱが無くなり、もうダメと思ったが、その都度秋に芽が出て、蕾が出たりを繰り返し、ようやく「ヒメシャラ」の花の咲くころに蕾が出ています。

今年で10年目です。

今、いっぱいの蕾が出ています。
もうすぐ咲きます。

枯れた原因は、日当たりが良すぎて、根元まで日が当り水分の
蒸発が多く水不足だったと思います。
今は、草花が根元に茂り、隣にカーポートが出来、日が遮られるようになったので元気になってきました。

私の住むエリアでは、20年前より平均気温が1度上がっています。「ヒメシャラ」もともと涼しい環境が好きなので、なおさら南西角地は暑いんだろうなと思います。脱着や移動できる私たちと違い地熱や気温など植物達はこの気温の変化を感じていることでしょう。
これから暑い盛り。今年も頑張って日陰を創ってくれることを祈ります。
植木のご相談なら小杉造園株式会社

オリーブ再び


ステキなオリーブを見つけましたので、ご紹介します。

オリーブというと、頭を抑え、太く粘る幹に広がる枝というイメージがありますが、これは生産用に日の光を多く浴び、人の背の高さで摘果できるための処置ですね。

写真のオリーブは、日本風とでもいいましょうか、奔放でいてそれなりに気を使い、自然樹形に育てた珍しいものです。

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気になるのは周りのヘデラ・カナリエンシス。こうやって幹に絡みつくと、木のエネルギーを吸って衰弱させてしまいます。また、できれば直接塀や壁に取り付かないほうがいいですね。気根がコンクリートに食い込み、もうキレイには取れません。

あと、右のほうにあるユリオプスデージー。どうしても大きくなってしまいますので、植える場所には気を使いたいものです。皆さんも、ガーデニングの参考にしてください。

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プランター雑考


最近は曇りや雨の日が増えてきて、ちょっと早いけど梅雨に入ったのかな、と感じさせる気候ですね。
体調管理がちょっと難しい今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

先日、あるマンションのエントランス前に観葉鉢の設置を依頼されました。設置の意図はマンション1階がコンビニになっており、マンション入口とそちらとの仕切りが欲しいとの要望を受けたことからです。
どんな風にどんなものを設置するか私なりに考えてみました。

まずは、プランターの形。長方形のプランターを2個つなげて設置し、はっきりと境界を強調しました。
外観のレンガ風タイルに合わせて、茶色かかったオレンジ色のテラコッタ風の鉢を選びました。ちなみにcottaは焼いた、terraは土という意味合いがある、個人的にもちょっとお気に入りの一品。

植木も通年緑を絶やさず、人の目線でも仕切りが目に付くように、ポイントに高い樹木をポツポツ2本植えました。

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今やプランターの種類は多種多様。どんなものが、似合うのか悩んでしまうという方は、小杉造園株式会社

雨水利用しませんか?


もうすぐうっとうしい梅雨がやってきますね。

雨は私たち造園業にとってきっても切れない関係ですので、うっとうしいなどといってはいけませんが・・・この春に出た若葉もしっかり色づき、植木にとっては生長のために最も水を必要とする時期に雨がたくさん降るのですから、自然というものは良くできているものです。

そこで、我々人間も日常生活の中でもう少し雨水を活用してみませんか?

最近は、軒下に設置して雨樋とつなぐだけで水桶になる雨水タンクがいろいろ販売されています。お庭の散水や玄関先の打ち水など、何も水道水でなくても良い部分には積極的に使っていきたいものですね。皆様お住まいの自治体でも雨水タンクの設置に対する助成金制度があるかもしれませんので、活用できるものは活用してみてください。

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小杉造園カタログショップでも雨水タンクの通信販売を行っていますので、参考までにご覧ください。http://kosugi-zohen.co.jp/catalog/list_mw01.htm

小杉造園の今期会社案内がホームページから入手できます。日本語版のほかに、英語版、スペイン語版も掲載してありますので、ご入用の方はダウンロードしてみてください。

http://kosugi-zohen.co.jp/

万葉集と植物


昔の日本人と植物との関わり方がよく分かる本に、万葉集があります。万葉集には、植物を詠んだ歌が非常に多く、4500首以上の歌の中で160種類以上の植物名が出てくるといわれています。

その歌の一例では、
桜:見渡せば 春日の野辺に 霞立ち 咲きにほへるは 桜花かも

つつじ:水伝ふ 磯の浦廻の 石つつじ 茂く咲く道を またも見むかも

などが歌われています。とても美しい情景が思い浮かびますね。身の回りにある植物が、万葉集の歌でどのように歌われているか知るのも、面白いかもしれません。

また、万葉集で歌われている植物を植栽してる植物園ということで、宮城県黒川郡大衡村の「昭和万葉の森」、春日大社の「萬葉植物園」などがあるそうです。新緑の候、植物を新しい目線から楽しんで頂けたらと思います。

花木のご相談は小杉造園株式会社