台風一過・・・


いよいよ紅葉&落葉シーズンに入ってきました。

葉が落ちる前にお客様から

「急に葉っぱが枯れはじめて・・・」

とのお問合せが相次いでおります。Pa170062

実に伺ってみると確かに新しい葉っぱが茶色くなっていました。しかも部分的に。

どうやら台風の風を受けて、新しい葉っぱが擦れて痛んでしまったようです。よくみるとビル風が吹き抜ける所とないところでは、損傷状況が顕著に違いました。

 

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台風だと植木が倒れてしまう事ばかり考えてしまいますが、こうした余波もあるんですね。植木の損傷状況を見て歩くと、風の通り道がわかってまた、面白いかも。

植木の相談は小杉造園株式会社

秋のガーデニングショー


秋のガーデニングショーが始まりました。

丸の内仲通りガーデニングショー2009 と 日比谷公園ガーデニングショー が、それぞれ11/1(日)まで開催しています。近くなのでどちらかをめざしでお出かけされれば、両方ともお楽しみいただけます。

また、仲通りでは、丸の内ブリックスクエアという商業施設がオープンしたばかりです。もちろんウィンドウショッピングや日本初上陸のスイーツなどお楽しみは一杯のようですが、中庭が素敵なので、ぜひあわせてご覧になってください。写真は、その一部です。

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ど根性サクラ


先日、ど根性ケヤキ(http://kosugi-zohen.no-blog.jp/topics/2009/09/post_4b1d.html)を紹介しましたが、今日はど根性サクラです。

こちらは「ど根性」というよりも、「どうしようもなくて、こんなになっちゃった・・・」という感じでしょうか。日本の街路樹のあちこちで見かける光景です。

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多分この状況は、誰もハッピーにならないとみんなが思っているでしょう。でも、何十年もの間、そう思われていても解決できていない事柄です。

樹木にとっては窮屈この上ない、舗装が持ち上がって景観上みっともない、台風で倒木するかもしれない、自転車や歩行者が躓いて怪我をする可能性もある、管理者も責任を問われてしまう・・・だったら根本から解決した方がいいのに、どうして誰も解決しようとしないの?と事情を知らない素人は誰でもそう思う(のではないでしょうか)。

新しく作られる歩道でも狭い植桝やツリーサークルに高木が植えられつづけています。たぶん、設計基準みたいなもので、「そう作りなさい」と決められているのでしょう。歩道の狭い日本では仕方ないことかもしれませんが、もう少し臨機応変にできないものかと思ってしまいますね。

造園資材メーカーなどは、根が蔓延らないようにガードする商品を開発しています。舗装を持ち上げ難くなる効果があるでしょうが、樹木にとっての解決にはなりません。

う~ん、どうしたらいいのでしょうか?アイデアをお持ちの方は、ぜひコメントください。

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カエル姫その2


カエル姫続きです。http://kosugi-zohen.no-blog.jp/topics/2009/10/post_b8cf.html

台風後見てみたところ、ぐったりとしたバラの間に・・・

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いました。

さも何事もなかったように。バラの間でうっとりとくつろいでいました。

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たいそうこのバラがお気に入りのようで、ちょっと意地悪してもかたくなに動きません。蜜月の関係性が気になるところです。バラの花が枯れてしまったらどうなってしまうのでしょうか・・・気になって仕方ないところです。

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建築家による壁面緑化


東京の明治神宮前、東郷神社横にできた新しい(といってもできてから数ヶ月経ってしまいましたが)マンションです。

建築家 隈研吾氏のデザイン監修と聞いています。私たち造園家では、考えないであろう壁面緑化の形です。私が壁面緑化として見ただけで、もしかすると壁面緑化ではないのかもしれません。

Harajuku

偶然、いつも一緒に仕事をさせていただいている大工さんたちが製作に携わっておられたため見てきました。さすがに、良い仕事していらっしゃいます。

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カエル姫


台風がくる事を予期しているのか、会社の畑でカエルさんが避難していました。

Pa060003隠れていたはバラの花びらのあいだ・・・。あまり避難場所としては得策ではないような気がしますが、でもあまりに愛らしかったので、思わずブログに載せてしまいました。

Pa060007 台風の後、植木屋さんは、これから倒れた木や折れた木の点検復旧作業です。カエル姫は無事やり過ごせたかのか、また見てみます。

モチは餅屋


今日は、「モチは餅屋」というお話し。

モチは餅屋がついたものが一番美味しい。何事も、その道の専門家が一番ですよという意味ですね。

で、写真は、散切り頭にされてしまったシマトネリコ。ご近所の迷惑になるのでバッサリ切られてしまったのでしょうね。シマトネリコは、常緑樹でありながら明るい色の小さな葉とサッパリ、フンワリした樹形が優しい人気の樹種です。

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自然に心地良く広がる自然樹形が持ち味なので、広めの敷地に植えたい樹種です。写真のように限られた植栽地(しかも何本も植えては)ではどうしても窮屈になってしまいます。

写真の造園工事は、誰が設計施工したのでしょう。植木屋がやったとは思いたくないですね。植木屋が依頼を受ければ、適した樹種への変更を申し出るべきです。また、写真のような無残な管理をしてしまうぐらいなら、理由をお話しして植替えをご提案すべきです。

「ウエキは植木屋」といっていただけるように、いわれたことを作業するだけでなく、より良い庭や緑地の姿を末永くお楽しみいただくために、私たちももっと「説明する能力」を身に付けていく必要があると思っています。

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