アジサイが見ごろ


アジサイが見ごろを迎えています。6/4のブログで紹介した北沢川緑道もいいでしょうね。明日の東京は、強い雨が降るようですので、本日これから見に行かれることをおすすめします。東京なら、高幡不動尊、白山神社、向島百花園、石神井公園、国営昭和記念公園などいかがでしょうか。写真のアジサイは、ちょっと遠いのですが、岐阜県で有名なアジサイロードで撮影してきました。公営でお値打ちに使える温泉もあったので楽しめました。

Azisai そのアジサイですが、原産は日本だったと思います。またまた、自信のない話しでスミマセン・・・小学校の理科の授業で教わったと思いますが、酸性土壌で青色、アルカリ性土壌で赤色の花になります。もちろん白色花の品種もあります。

元々は青い花だったらしく、青い花が集まって咲くことからアジサイと呼ばれるようになったということを10年以上前に本で読んだことがあります。それがヨーロッパに渡り、アルカリ土壌のかの地において赤色花が生まれたというようなことが書いてあった記憶があります。

まぁ、履歴はどうあれ、シトシト降る雨に濡れるアジサイの花。風情がありますねぇ。電車の床にペタンと座り、口を開けて携帯電話を操る若い人たちにも季節を感じる心根はあるのかなぁ・・・雨ばっかりでうぜくねぇ。だけではねぇ・・・。

特殊緑化


地方にお住まいの皆さんは、屋上緑化や壁面緑化などの特殊緑化にあまり馴染みがないかもしれませんね。最近はテレビや雑誌で地球温暖化の話題を多く取り上げるので見たことはあるかもしれませんが、身近なものではないと思います。

Hekimen 東京では、一定規模の開発行為に関して緑化が義務づけられており、利用を前提とした屋上にも緑化をしなければなりません。また、地上部の緑地面積が不足する場合は、屋上や壁面の緑化に振り替えることも行います。よって、身近というか建設事業には必須の技術となっており、今後も特殊緑化市場は飛躍的に伸びていくのではないでしょうか。

さて、写真は東京目黒区(大岡山駅)にある東急病院の壁面緑化です。最も上の層が6階ぐらい、いや、もっとあるのかな?(定かではありません)そこまでしっかりと緑化してあります。写っている人の大きさと比べてみると、そのスケールが良く分かりますよね。

田舎育ちの私にはいささか理解に苦しむ緑化手法というかお金の使い方ですが、敷地に余裕のない場所で緑を何とかしようという工夫には感心します。

街路樹


イチョウ、ケヤキ、クスノキ、トウカエデ・・・これらは日本の街路樹に使われている樹種のトップ10に入っていると思います。

個人的には「どうしてそれにするの???」ですが、最近ではハナミズキも多いですね。ナツミカン、ウバメガシの仕立物なんて変り種もありますし、長野県ではリンゴの街路樹もあります。

Gairoju 私の生まれ故郷は街路樹が大きなことで有名ですが、抱えきれない幹のイチョウやクスノキがまだ残っています。市役所が街路樹の剪定予算を電線の保護に使ってまで、樹木をのびのび育てることに苦心しているというようなまことしやかな話しを聞いたことがあります。せっかく電線の地中化が進んで地上空間がスッキリしているのに、植えられる街路樹が小さいのにはガッカリです。もちろん将来大きくすることを前提として、イニシャルコストを抑えているのは理解できますが・・・

その街で面白いのは、国道・県道・市道が交差する交差点。道路幅員が狭いほど街路樹が立派という風景が見られました。予算ではなく管理者の決断一つという皮肉は結果です。

さて、写真はある地方の県庁所在地にある駅前大通。ヤマモモ・ソメイヨシノ・クロガネモチ・ハナミズキと不規則な高木が並び、その足元はカンツバキやサツキの低木から、ヒペリカム・ヤブランなどの地被、季節の花々まで実に様々な植物が植わっていました。これまでの「街路樹は統一されていて美しい」という概念を変えてくれる面白い試みで、沿道の商店街の方々が積極的にキレイにされている効果が見て取れました。一つ難点は、アーケードの屋根を気にされるばかりに、高木の梢がブッツリと切られていること。これもまた、本来プロであるべき管理作業を請け負った植木屋が心無い仕事をしたという皮肉な結果です。

北沢川緑道


東京では雨や曇りの多いこの頃ですが、この前の日曜日、午前中は汗ばむ良い天気でした。青空の下、会社(池ノ上)から三宿の美味しいパン屋さんまで歩いて30分、パンを買ってきました。

Ryokudou 約2kmの道程ですが、その大半は北沢川緑道を歩くことができて、気持ち良かったです。4月のサクラも素敵ですが、せせらぎ沿いに咲くアジサイも良いでしょうね。もうチラホラ咲いていました。

北沢川は江戸時代に玉川用水から分水させた農業用水だったそうで、一旦は暗渠にされたものを近年、オープン水路にもどしせせらぎ(ビオトープ)として整備しています。先日も、何組かの親子が、ザリガニを釣っていました。(なぜか、釣っているのは親御さんで、子どもは見ているだけでしたが・・・)鯉も泳いでいます。

先のサクラ並木が見事(写真左対岸から右の歩道まで覆っているのがソメイヨシノです)なのは、淡島通りから環7ぐらいまでかな?北沢川緑道自体は、池尻付近で烏山川緑道と合流しており、そこから赤堤までの4kmぐらいの区間をいうのだと思います。(現地の案内図を見てきた記憶を頼りに書いていますので違っていたらゴメンナサイ)

休日には、ジョギングや散歩の方でにぎわっています。沿道にお住まいの方々のご迷惑にならない程度にお楽しみください。